2022.01.31 15:27
21年国内宿泊者、2年連続最少 コロナ禍前比47%減、観光庁
閑散とした京都・祇園の花見小路=2021年4月
観光庁が31日に発表した宿泊旅行統計(速報値)によると、2021年に国内の旅館やホテルに宿泊した人は20年比4・8%減の延べ3億1575万人だった。比較可能な11年以降の最少を2年連続で更新した。新型コロナウイルス感染拡大が響いた。コロナ禍前の19年比では47・0%減だった。
宿泊者数の内訳は、日本人が20年比0・1%増の3億1154万人。外国人は20年比79・3%減の421万人だった。
20年末に全面停止となった観光支援事業「Go To トラベル」は感染第6波の影響で再開が見通せない。宿泊事業者の苦境は当面続きそうだ。