東急が初乗り値上げ、１４０円に　来年３月、コロナ禍で業績悪化

2022.01.07 18:05

東急が初乗り値上げ、１４０円に　来年３月、コロナ禍で業績悪化

高知新聞社

　東急電鉄は７日、２０２３年３月から大半の路線で初乗り運賃を１４０円に値上げすると発表した。現在の１３０円（交通系ＩＣカードでの乗車は１２６円）から１０円の上昇となる。新型コロナウイルス禍で悪化した業績を立て直す狙い。コロナ禍を受けた値上げは首都圏の大手私鉄で初めて。消費税増税の影響を除く値上げは０５年以来１８年ぶりとなる。

　国土交通省に同日、値上げの認可を申請した。初乗り以外の運賃や通勤定期も１割程度引き上げる。通学定期は家計の負担を考慮し、運賃を据え置く。高齢者や子ども向けに少額で乗れるサービスを別途検討しているという。

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