2022.01.07 11:19
日米、敵基地攻撃念頭に決意表明 対中国で抑止力強化を確認
テレビ会議方式で開催された日米2プラス2。画面左上はブリンケン米国務長官、右上はオースティン米国防長官、下は林外相(左)と岸防衛相=7日午前(外務省提供)
日米両政府は7日午前、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)をテレビ会議方式で開催した。軍事力を急拡大している中国をにらみ、日米同盟の抑止力強化を確認する共同文書を発表。日本は、岸田文雄首相が表明した敵基地攻撃能力の保有是非の検討を念頭に「国家防衛に必要なあらゆる選択肢を検討する」と明記した。終了後、両政府は、中国や北朝鮮が開発を進める極超音速ミサイルなど最新兵器に対抗するため、防衛装備品の共同研究協定に署名した。
日本は在日米軍施設で発生した新型コロナウイルスのクラスター問題を巡り、米側に外出制限を含めた感染対策の徹底を求めた。