2022.01.06 08:34
水辺の平和描く 現代芸術家・平川恒太さん、高知県須崎市で個展
展示作品を解説する平川恒太さん(須崎市のすさきまちかどギャラリー)
平川さんは東京芸術大学大学院修了。絵画を中心に各地で個展を開くなどしている。
会場には「森の茶会」と題した絵画シリーズや陶芸作品計十数点を展示。絵画には四季折々の水辺の風景などが描かれ、共有する人間や動物の平和的な在り方を問い掛けている。長岡郡大豊町の龍王の滝や吾川郡仁淀川町の中津渓谷など、平川さんが訪れた県内の水辺もモチーフにしたという。
今回の展示は、県ゆかりの作家を紹介する県立美術館の企画展の関連企画。同館では戦争や原発などを題材にした作品を並べており、平川さんは「高知での展示は初めてで思い入れがある。2カ所の展示はアプローチが対極にあり、両方を見ていろいろ考えてほしい」と話している。(富尾和方)
1/8に茶会イベント
同ギャラリーでは8日、作品について平川さんと語り合う「鑑賞と対話のための茶会」が開かれる。午前10時、午後1時、3時から各回45分程度で定員6人。参加費500円。問い合わせは同ギャラリー(050・8803・8668)へ。