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2021.12.31 08:33

夜空に光の架け橋 高知龍馬空港

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高知龍馬空港へ着陸する航空機が美しい光跡を描く(いずれも南国市の吾岡山=60秒露光を複数枚合成、森本敦士撮影)

高知龍馬空港へ着陸する航空機が美しい光跡を描く(いずれも南国市の吾岡山=60秒露光を複数枚合成、森本敦士撮影)


2020年6月に同じ場所で撮影したカット

2020年6月に同じ場所で撮影したカット


 とっぷりと日が暮れた午後8時前。ごう音とともに、まばゆい光が滑るように地上に降りていく。南国市の高知龍馬空港上空。夜のラッシュ時間帯である午後7時半~午後9時、飛行機の光跡を撮影したのが上の写真だ。

 下の写真は、昨年6月のほぼ同時刻に撮影したもの。新型コロナウイルス感染拡大による減便や運休の影響で、航空各社とも高知着の最終便の時間を大幅に繰り上げていたため、ご覧の通り暗いまま。最終便が全てダイヤ通りに戻った12月24日以降の夜と比較すれば、違いは一目瞭然だ。

 上の写真の中央に見える太い金色の光は、到着3便の光跡が重なり合ったもの。都会と古里・高知をつなぐ光の架け橋のようだ。

 「ただいま」「おかえり」―。吹く風の向こうから、そんな声が聞こえてきた。(村上和陽)

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