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2021.12.31 08:32

福呼ぶ「招き寅」高知県香美市の八王子宮に絵馬奉納 漫画家・森田将文さん作

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森田将文さん(右)が描いた絵馬。華やかな一作に仕上がった=香美市土佐山田町北本町2丁目の八王子宮

森田将文さん(右)が描いた絵馬。華やかな一作に仕上がった=香美市土佐山田町北本町2丁目の八王子宮


 「招き寅(とら)」で福よ来い―。香美市土佐山田町の八王子宮に30日、同市出身の漫画家、森田将文さん(42)が制作した来年のえと、寅の絵馬が奉納された。華やかな一作で、境内を明るく彩っている。

 森田さんは2008年、黒潮マンガ大賞で大賞を受賞。近年は少年向け漫画雑誌で連載するなど活躍の場を広げる中、同宮の依頼で3年前から絵馬の作画を担当している。

 奉納した絵馬は縦90センチ、横180センチ。アクリル絵の具を用い、トラや子どもたちが力強く明るい色彩で描かれている。「招福」や「一陽来復(いちようらいふく)」といった言葉も添えられた。

 森田さんは「招き猫ならぬ『招き寅』で、新型コロナウイルス禍で失った福を取り戻せるよう願いを込めました」。甲藤寿一宮司(43)は「悪いことが続いた後には良いことがある。絵馬で明るい一年になってほしい」と話していた。

 絵馬は1年間、境内に展示される。(小笠原舞香)

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