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2022.01.01 05:00

〈足摺海底館50周年〉きらめく魚、まるで竜宮城...ありのままの自然発信

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藻に覆われた足摺海底館の海中部分。丸窓の近くを、キビナゴの群れがさーっと横切った(水中写真はいずれも水中ドローンで撮影)

藻に覆われた足摺海底館の海中部分。丸窓の近くを、キビナゴの群れがさーっと横切った(水中写真はいずれも水中ドローンで撮影)


 「海の中に入っちゅうみたい」「かわいい魚が来た~」。足摺海底館に響く子どもたちの歓声は、きっと50年前と同じ。海面下7メートルの丸窓から海の世界をのぞけば、まるで竜宮城に来たようだ。
 
 その窓を海側から見てみようと昨年12月、水中ドローンを泳がせた。真っ白だった海底館の建物はすっかり藻に覆われ、海の一部になっていた。

〈ギャラリーに写真6枚〉

餌のかごに集まったメジナやしま模様のオヤビッチャなど

餌のかごに集まったメジナやしま模様のオヤビッチャなど


 窓近くを真っ青な帯がたなびいたと思えば、キビナゴの群れ。太陽の光できらめく様子を、海底館職員は「海中ダイヤモンドダスト」と呼んでいる。職員が餌を入れたかごを水中に落とすと、メジナやオヤビッチャなど大小の魚がわーっと集まり、来館者も「わー」と声を上げる。
 
 冬のキビナゴのほか、春はモイカ、夏は産卵前にペアで泳ぐクロホシイシモチ、秋はカマスの大群…。季節によっても見える生き物は違い、一年通せば数十種に上るという。カメもよく登場し、竜宮城ムードを高めるそうだ。
 

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