2022.01.01 05:00
高知の「うまい」を都内で発信 神楽坂「ぼっちりや」土佐の地酒100銘柄ずらり、ファン集まる
新型コロナウイルス禍で、地方が首都圏で発信する機会が激減した。感染状況が落ち着きを見せ、経済活動の再開が本格化する中、地域の魅力をどうアピールしていくのか。
にぎやかな「ぼっちりや」店内で接客する石元握美さん=左端(東京・神楽坂)
東京・神楽坂に、夕方になると日本酒ファンが集ってにぎやかになる店がある。「ぼっちりや」
「ぼっちり」とは高知の方言で、ちょうど合う、ちょうど良いといった意味になる。高知の地酒を専門に取り扱い、購入も立ち飲みもできる店だ。
「いまのお薦めはこれ。ぜひ飲んでみてください」
明るく声を掛けるのはオーナーで土佐市出身の石元握美(あつみ)さん(45)だ。仕入れから管理、販売まで切り盛りする。カツオの角煮やメヒカリの干物など県産のつまみ類も扱う。
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