2021.12.27 18:23
食品の値上げ、年明け相次ぐ コスト上昇、企業努力は限界に
年明け以降の主な値上げ商品と企業
パンや菓子、総菜など食品の値上げが来年1月以降、相次ぐ。原材料費が上昇し、企業の価格抑制努力は限界に達している。新型コロナウイルス禍の小康状態の中で拡大しつつある景気にとって、試練の新春となる。長らく続いてきた低価格志向の転換点となる可能性もある一方、賃金が伸び悩んでいるため、冷え込んだ消費の回復に水を差す恐れがある。
山崎製パンは1月から、パンの出荷価格を平均7・3%引き上げる。
日本ハムはハムやソーセージ、キッコーマンはしょうゆを2月に値上げする。カルビーは1月から順次、一部スナック菓子の価格を据え置く代わりに内容量を減らす。