2021.12.17 20:20
27億円支払いで和解成立 シャープ子会社不正訴訟
堺市のシャープ本社
シャープは17日、不正会計が発覚した子会社カンタツ(東京)の株式の譲渡先企業が契約の取り消しと代金の返還などを求めた訴訟で、和解金約27億円の支払いで合意したと発表した。シャープは「お互いの主張をある程度尊重し合った上での和解だ」としている。
譲渡先の鴻海精密工業(台湾)の関連企業は不正会計発覚後の2021年8月に約65億円の支払いを求めて東京地裁に提訴。「契約時には不正会計が行われていたのに、シャープは説明せず、財務内容に問題がないと誤信させた」と主張していた。