2021.12.15 20:17
飲み薬、24日にも承認判断へ 米メルク製、コロナ治療で厚労省
米製薬大手メルクが新型コロナウイルス感染症用に開発した飲み薬「モルヌピラビル」(ロイター=共同)
米製薬企業メルクなどが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」について、厚生労働省が24日にも専門部会を開いて承認の可否を判断することが関係者への取材で15日、分かった。同社の日本法人MSDが3日に承認を申請していた。
モルヌピラビルは体内でウイルスの増殖を防ぐ薬。軽症から中等症の患者が対象で1日2回、5日間服用する。自宅で服用できるため、医療機関の負荷の軽減が期待されている。臨床試験では、発症から5日以内に服用を始めれば、偽薬を投与したグループと比べ入院や死亡が30%減少した。
モルヌピラビルは11月に英国で承認された。