2021.12.15 19:30
「財務省が全面的に賠償認めた」 首相、改ざん訴訟巡り
岸田文雄首相は15日、財務省の文書改ざんを巡る訴訟で国が賠償請求を受け入れたことに関し「裁判所の訴訟指揮に基づいて訴訟を進めてきた。財務省が損害賠償について全面的に認めた」と説明した。官邸で記者団の質問に答えた。
磯崎仁彦官房副長官は記者会見で「近畿財務局の元職員赤木俊夫さんがお亡くなりになったことは国の責任は明らかとの結論に至った」と強調。赤木さんの自殺に関し「誠に悲しい話だ。謹んでご冥福をお祈り申し上げる」とも語った。
原告側は「国は隠したい事実があるのではないか」と批判している。磯崎氏は「首相の指示を踏まえ、訴訟指揮に丁寧に対応してきた」と述べた。