2021.12.13 19:02
18歳の裁判員、不安解消を 裁判官が埼玉・女子高で講義
埼玉県立浦和第一女子高で裁判員裁判について講義する十川結衣裁判官(奥左)=13日正午ごろ、さいたま市
法改正により早ければ2023年から「18歳以上」が裁判員に選ばれる裁判員裁判で、参加への不安を解消してもらおうと、さいたま地裁の裁判官が13日、埼玉県立浦和第一女子高(さいたま市)で出張講義をし、制度の仕組みや意義を説明した。
講義したのは十川結衣裁判官(29)ら。引き下げにより、在学中に対象となる1年の約350人が体育館で話を聴いた。十川氏は、一般の人にも分かりやすく審理が進むと説明。自身が裁判官として3年目の若手であることに触れ「意見を言うのは緊張するかもしれないが、若い人にしか分からない感覚もある」と話した。