2021.12.13 12:35
たたき台提供「通常業務」 小田原市、盛り土会社側に
静岡県熱海市の大規模土石流の起点となった土地に盛り土をした不動産管理会社が2009~10年、地元の神奈川県小田原市で手掛けた宅地造成工事を巡り、市側が報告書の「たたき台」を提供していたことについて、守屋輝彦市長は13日の市議会で「通常業務の範囲だった」と説明した。小谷英次郎市議への答弁。
市などによると、不動産管理会社が関連会社に発注した宅地造成工事で、擁壁にひび割れが見つかるなどしたため、市は原因や対処法を文書で報告するよう要請。その際、職員が報告書のたたき台をファクスで提供していた。工事は10年9月に完了している。