2021.12.12 10:38
ニューカレドニア、仏残留へ 独立派幹部、投票結果を拒否
ニューカレドニアの都市ヌメアの風景(AP=共同)
【シドニー、パリ共同】南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニアで12日、フランスからの独立の是非を問う住民投票が行われた。最終結果によると、反対は96・5%で、賛成の3・5%を圧倒的に上回り、独立が否決された。独立派は新型コロナウイルスを理由に投票に参加せず、独立派幹部は今回の投票に正当性はないとして結果受け入れを拒否した。投票率は44%にとどまった。
住民投票は、独立派と反対派、フランス政府が1998年に結んだ「ヌメア協定」で計3回認められており、今回が最後。2018年の投票では賛否の割合が44対56、20年は47対53だった。