2021.12.11 08:35
冬の珍客コハクチョウ 香南市の水田をすいすい
香長平野で羽を休めるコハクチョウ。水田に映った姿も美しい(香南市内)
コハクチョウはこの時季、シベリアから越冬のために南下する。南限は山陰地方とされるが、県立のいち動物公園や愛鳥家らによると、荒天に見舞われ群れからはぐれるケースも。香長平野でも時折、目撃例があるという。
9、10日は同市内の水田で毛繕いをしたり、長い首を曲げて水中で何かをついばむような姿が見られた。同園などによると、7日には南国市でも確認されており、同じ個体の可能性もあるという。
高知市から来た愛鳥家の男性は「朝に夕に通ってます。体も丸々と愛らしく、心がほっこりしますね」とカメラのシャッターを切っていた。(横田宰成)