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2021.12.11 08:37

高知龍馬空港に「市場」開店 県内特産品そろえ、文化発信

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オープンした「ICHIBA」。幅広い県産品が並ぶ(高知龍馬空港)

オープンした「ICHIBA」。幅広い県産品が並ぶ(高知龍馬空港)


 高知龍馬空港ターミナルビル2階に10日、高知空港ビルの直営店「ICHIBA(いちば)」がオープンした。「空港にある市場」をコンセプトに県内各地の特産品を取りそろえており、旅客らが早速訪れて土産などを買い求めた。

 新型コロナウイルス禍で撤退した売店跡の75・4平方メートルを活用。同社が11月まで直営していた軽食店と地場産品販売店も集約し、生鮮、特産品、テークアウトの各コーナーを設けた。

 売り場には南国市産甘長シシトウ、土佐町産原木シイタケなど各市町村の青果や、土佐あかうしなどの加工品、海産物など計約150品がずらり。テークアウトメニューには、メロンやイチゴを使った季節のスムージーなども並んだ。

 東京在住の県出身女性は「店がなくなって寂しかったので、空港の新しい顔ができてうれしい」と土産物を選んでいた。

 高知空港ビルの岩城孝章社長(69)は「高知の旬や季節を感じられる店作りに努め、日曜市や良心市など『土佐の市場文化』を発信したい」と話している。(横田宰成)

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