2021.12.10 18:38
交通職場「カスハラ」46% 物流も、2万人調査
記者会見する交運労協の住野敏彦議長=10日午後、東京都港区
鉄道やタクシーなど交通や物流業界の労働組合でつくる「全日本交通運輸産業労組協議会(交運労協)」は10日、組合員約2万人に調査した結果、直近の2年間で46・6%が顧客からの嫌がらせ「カスタマーハラスメント」(カスハラ)に遭った経験があると答えたと発表した。この2年で被害が増えたとの回答も半数を超え、組合員からは新型コロナウイルス禍を受け「行為がエスカレートしている」との訴えも寄せられた。
調査は今年5~8月に実施。最も印象に残っている迷惑行為は「暴言」が49・7%、「何度も同じ内容を繰り返すクレーム」が14・8%、「威嚇・脅迫」が13・1%。