2021.12.09 19:43
「関西えんげき大賞」創設 魅力発信、復興目指す
記者会見した「関西えんげき大賞」呼び掛け人の平田オリザさん(前列左端)や九鬼葉子さん(後列左から2人目)ら=9日午後、大阪市
関西の演劇関係者有志が9日、地元の劇団による公演を対象とした「関西えんげき大賞」の創設を発表した。舞台の魅力を広く発信し、新型コロナウイルス禍からの復興を目指す。
第1回は、来年上演される舞台を対象に選考委員が優秀賞10作を選び、さらに評論家や観客らによる投票で最優秀作品を決定。2023年2月に授賞式を開く。
呼び掛け人には東京パラリンピック開会式のディレクターを務めたウォーリー木下さんや劇作家・演出家の平田オリザさんら約30人が名を連ねた。企画した演劇評論家の九鬼葉子さんは「演劇に興味がある人に、さらに関西の劇団の公演を見てもらいたい」と話した。