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2021.12.04 08:32

寒空に幸福祈り...2年ぶり歳末助け合い托鉢 僧侶が高知市帯屋町アーケード歩く

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 年末恒例の「歳末助け合い托鉢(たくはつ)」が2日、2年ぶりに高知市内で行われ、7宗派13人の僧侶が帯屋町アーケード街を歩いた=写真。県仏教青年会(島田善裕会長)の主催。

 同会は、県内の50歳以下の僧侶が宗派を超えて1973年に結成。年末の托鉢は、新型コロナ禍の昨年は初の中止となったが、77年から毎年開催されている。この日は、笠に法衣、草履やわらじ姿の一行が高野寺(同市本町2丁目)を出発。釈迦(しゃか)の慈しみの心が広がるように、との祈りを込めた「法雨(ほうう)」の言葉を厳かに繰り返しながら、約1時間、街中を歩いた。

 寒空の下、仏具の鈴(りん)を鳴らしながら進む列に、人々が足を止め浄財を寄付。集まった浄財3万1345円は、日本赤十字社県支部に贈られた。島田会長は「日常のありがたさが身にしみた年でした。来年こそ平穏な世界になるように」と話していた。(山下正晃)

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