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2021.11.30 08:34

世界の民族衣装をイラストに 柴田ケイコさんが高知市で個展 12/4まで

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「もしもプレーリードックがブルガリアの民族衣装を着たら」(ブルガリア)

「もしもプレーリードックがブルガリアの民族衣装を着たら」(ブルガリア)

物・女性モチーフ 愛らしく
 もしも○○だったら―。高知市のイラストレーター、柴田ケイコの個展「what if…」が同市桜井町1丁目のコレンス内「ギャラリーE」で開かれている。12月4日まで。

 柴田は1973年同市生まれ。奈良芸術短大を卒業後、県内のデザイン事務所勤務などを経てイラストレーターとして独立。女性や動物をモチーフにオイルパステル、色鉛筆、絵の具などで描く作品は色鮮やかで包み込むような温かさがある。

 今回は世界の国をテーマに48点を展示。柴田は「オリンピックの開会式で見た各国の民族衣装が印象に残り、これを描きたいと思いました。それだけでは面白くないのでそれぞれの国のことを調べ、特徴を作品に盛り込みました」と話す。

「もしも美味しい苺タルトが焼けたら」(フランス)

「もしも美味しい苺タルトが焼けたら」(フランス)

 「もしもプレーリードックがブルガリアの民族衣装を着たら」(ブルガリア)、「もしもご近所でアルパカを飼っている人がいたら」(ペルー)、「もしも美味(おい)しい苺(いちご)タルトが焼けたら」(フランス)などは、その国の民族衣装の特徴が女性や動物といったモチーフと合わさり、ふんわりした雰囲気を生み出している。

 「もしもお鍋から子パンダが出てきたら」(中国)や「もしもロンドンバスに犬猫専用があったら」(イギリス)、「もしも車がてんとう虫カーになっていたら」(ドイツ)は、その国のイメージに動物などを絡め美しい色合いの作品に仕上げている。

 用紙には初めて手すき和紙を使用。紙の耳の部分が見えるようアクリル板の額をオーダーし、その風合いを生かしているという。(池添正)

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