2021.11.21 16:58
囲碁、上野が若鯉戦初優勝 女性棋士が2年連続制覇
囲碁の第16回広島アルミ杯・若鯉戦の本戦トーナメント決勝で、西健伸五段(左)を破り初優勝した上野愛咲美女流棋聖=21日午後、広島市内のホテル(日本棋院提供)
囲碁の第16回広島アルミ杯・若鯉戦は21日、広島市で本戦トーナメントの決勝が打たれ、上野愛咲美女流棋聖(20)が西健伸五段(22)を破り、男女混合で争う公式戦で初優勝した。若鯉戦は昨年の藤沢里菜女流本因坊(23)に続いて2年連続で女性棋士が頂点に立った。
若手棋士が争う同棋戦は昨年、藤沢女流本因坊が制し、男女混合の公式戦で女性初優勝を果たした。上野女流棋聖は、女性棋士で2人目の男女混合公式戦優勝者となった。
上野女流棋聖は東京都出身で2016年にプロ入り。19年、全棋士に参加資格がある竜星戦で準優勝した。戦いに強い棋風で、「ハンマー」の異名を持つ。