2021.11.13 11:24
大阪府が性犯罪で服役の男に過料 住所無届けで初
大阪府庁
子どもへの性犯罪で服役した男(32)が、住所などの届け出をするよう義務付けた大阪府の「子どもを性犯罪から守る条例」に違反したとして、府が5万円の過料を科していたことが13日、分かった。同様の条例を定めているのは大阪府と福岡県のみで、府によると住所無届けで過料を科したのは初めて。
同条例は2012年に施行。18歳未満の子どもに対する性犯罪の前科がある人が刑期満了後5年以内に府内に住む場合、14日以内に住所や生年月日、連絡先などを届け出るよう義務付けている。
生活実態がない奈良県に男が住民票を置いているとして、府警が2月、条例違反の疑いで府に通知していた。