2021.11.10 05:13
東南アの温暖化対策支援 企業の排出量算定で政府
【グラスゴー共同】政府は東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の温暖化対策に役立てるため、企業ごとに温室効果ガスの排出量を算定する仕組みづくりを支援する。英国で開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で12日に発表する。日本企業に物品調達先の現地企業を含めて排出削減を促す狙いもある。積極的な日本企業には、環境問題などへの対応を投資判断の基準とする「ESG投資」が向かうと見込む。
12日には、排出量の算定方法などを盛り込んだガイドライン骨子も示す方針だ。ASEAN加盟国の関係者や専門家らと詳細を詰め、来夏のガイドライン策定を目指す。