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2021.11.07 08:20

土佐、1回に積極的な攻め ソフトボール高知県高校冬季大会

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【男子決勝 岡豊―土佐】1回裏土佐1死一、二塁、深見が右中間に二塁打を放ち、返球の乱れも誘って走者2人が生還。5―0とする(春野ソフトボール専用球場)

【男子決勝 岡豊―土佐】1回裏土佐1死一、二塁、深見が右中間に二塁打を放ち、返球の乱れも誘って走者2人が生還。5―0とする(春野ソフトボール専用球場)

 伝統校・岡豊を四回コールドで圧倒した土佐だが、県予選決勝はあくまで通過点。目標は全国に出ることではなく、もっと上にある。

 先発10人のうち6人が、2019年の全国中学大会3位の土佐中メンバー。準決勝では新見一中(岡山)に2―7で敗れている。当時主将だった江口は「高校の全国大会で(新見一中の多くが進学する)新見高を倒す」と語っていた。

 その新見高は2年前の新見一中メンバーが大半を占めるチームで、今夏のインターハイ準優勝。準決勝では、この日の決勝で戦った岡豊を5―0で破っている。高校でも主将を務める江口が「借りを返したい」となるのは当然だ。

 一回は2四球の1死二、三塁で、4番江口が中越え三塁打し、まず2点。暴投で1点の後、1死一、二塁から7番深見の右中間二塁打が返球の乱れも誘い2点と、早々と試合を決めた。投球をじっくり見極めて、甘い球は積極的に狙っていく攻めは見事だった。

 2年前の全中準決勝で新見一打線に7失点したエース小笠原匠も、静かに闘志を燃やす。この日の決勝は4回2安打無失点の内容。「走者を出した後の初球をとにかく気を付けた」と振り返る。

 まだまだ、今の力では宿願を果たせるとは誰も思っていない。「スピードよりも制球。ライズももっと上がらないと」と小笠原匠。「守りでは細かいミスもある。春まで、めちゃくちゃ頑張らないと」と江口。あの時の5点差を埋める鍛錬の冬が始まる。

丸の内 大勝にも反省
 一回に6連打など長短8安打で13点を挙げ、四回コールド勝ちの丸の内。今春から指揮を執る岡村監督も「選手個々が自分で考えてプレーできている」と褒める。

 一回は無死一塁から2番細木がバント安打し、3番足達が左中間にランニング本塁打で挙げた3点など、大技があれば、小技もありでの大量7点だった。その後も重盗を決めたり、適時打を打った打者が内野返球の間に二塁に進んだりなど、走塁面は抜かりない。

 主将岡山は「それでも、走者を進める場面でフライを上げてしまったのが何度もあった」と反省点を口にしながら「(全国で)まずは1勝。全員で勝ちにいく」と誓った。(井上太郎)

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