2021.11.05 11:36
熱海土石流、原因究明で百条委 市議会、証人尋問も
静岡県熱海市議会は5日、臨時議会を開き、同市伊豆山地区で7月に発生した大規模土石流の原因や責任の所在を究明する調査特別委員会(百条委員会)の設置案を全会一致で可決した。今後、起点となった土地の現旧所有者や既に退職した市担当職員らを証人尋問するとみられる。
議会事務局によると、遅くとも年明けには審議を始める。設置期限は設けない。
県は10月18日、現旧所有者への行政指導に関し、約860の文書を公表。しかし「詳しい経緯が分からない」として、市議会が同26日の議会運営委員会で地方自治法に基づく百条委設置の方針を全会一致で決めていた。