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2021.11.04 08:33

日本一への歩み のいち動物公園30年(上)スター不在 失望の船出

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1993年1月、展示場前で行われたチンパンジー3頭の誕生日セレモニー。数少ない人気動物に人々が群がった(香南市の県立のいち動物公園)

1993年1月、展示場前で行われたチンパンジー3頭の誕生日セレモニー。数少ない人気動物に人々が群がった(香南市の県立のいち動物公園)

 「ゾウさんもいません。ライオンさん、キリンさん、カバさん、ワニさん、なんちゃあいませんでした。あんまりおもしろくなかったです」

 1991年11月3日、現在の香南市野市町に高知県立のいち動物公園が開園した。2週間後の17日、本紙に載った6歳児の投書につづられていたのは、率直な失望だった。

 構想から12年を経て誕生した、県民待望の本格的動物園。期待の高さは、初日に押し寄せた1万人以上の来園者に表れていた。おりや柵を使わず野生での生息環境を再現した「生態展示」を全国で初めて全園で採用し、話題にもなっていた。…

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