2021.11.03 17:01
米国人の活動、紙芝居で伝える 広島の被爆者に家建設
「シュモーハウス」で子どもらに読み聞かせをする多賀俊介さん(左)=3日午前、広島市
広島への原爆投下で家を失った人たちのために米国の平和活動家の故フロイド・シュモー博士が建設した広島市中区の集会所「シュモーハウス」で3日、市民団体が地元の子どもや保護者ら約10人に紙芝居を読み聞かせるイベントがあった。広島原爆資料館の付属展示施設として2012年11月に開館し、9年となったことに合わせて資料館が主催した。
市民団体「シュモーに学ぶ会」のメンバーが紙芝居を手に、シュモー博士が原爆投下に心を痛めて来日し、日本人と協力して広島の被爆者らに家など21戸を建てたと紹介。「シュモーさんの心を忘れず、平和を愛する人になりましょう」と語り掛けた。