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2021.11.03 08:37

のいち動物公園 開園30周年で入園無料、11/3 自然な展示で高評価

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週末は家族連れらで大盛況の県立のいち動物公園(香南市野市町大谷)

週末は家族連れらで大盛況の県立のいち動物公園(香南市野市町大谷)


 香南市の県立のいち動物公園が3日、開園30周年を迎えた。動物本来の成育環境に近い展示方法で近年は全国的な注目を集め、総入場者数は500万人を突破した。同日は入園無料で、記念品プレゼントやコンサートなど多彩な催しを予定している。

 同園は1991年11月3日、三宝山の旧龍河洞スカイライン沿いの丘陵地約9ヘクタールにオープン。95年7月にジャングルミュージアム、97年7月にアフリカ・オーストラリアゾーンを増設し、現在は19・9ヘクタールに広がった。

 また飼育動物は開園当初、小型の草食類を中心に30種約350匹だったのが、ワオキツネザルやチンパンジーなど約110種約1500匹に増えている。

 最大の特徴はおりを使わず、自然と調和した広いスペースで動物の生態を見せる展示方法。開園時は「動物が少ない」との声もあったが、現在は「動物福祉」の観点からも高く評価されている。旅行者向け口コミサイトでランキング1位になるなどし、近年は年間16万~19万人が訪れる。

 高知市の30代男性は「のんびり過ごす動物たちに癒やされ、子どもだけでなく親も楽しめます」と笑顔。塚本愛子園長(60)は「これからも時代のニーズに応えながら、人も動物もいきいきとした園を目指したい」と話している。(深田恵衣)

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