訪問看護師は、他職種の懸け橋にもなります【こうち医療ウォッチ】南国中央病院

2021.10.24 14:02

訪問看護師は、他職種の懸け橋にもなります【こうち医療ウォッチ】南国中央病院

【広告】企画・制作／高知新聞社営業局

医療法人地塩会訪問看護ステーションなんごく豊永三奈所長

　訪問看護師の本来の仕事は、かかりつけ医からの指示の下、おうちに伺って医療行為を行うのですが、他にも大切な役割があります。病状に変化があれば、受診のときにうまく先生に話せない方に代わって、電話や手紙で報告します。検査データをもらってきて「先生から説明は聞いたけどいまいち分からんかった」と言われたときには、再度説明し、食事指導を行うこともあります。定期的に訪問していると、何げない会話から、利用者さまの望みを聞くことがあり、介護保険のことはケアマネジャーへ、動作で困っていることがあればリハビリ職員へ、通所を利用されている方であれば、通所の職員とコミュニケーションを取ります。今までもいろいろな専門職員が、知識や発想をディスカッションすることで、利用者さま、ご家族の望みをかなえる事を実現してきました。

　いつか来るだろうといわれる南海トラフ地震。訪問看護師は、医療の知識を持ちながら、地域の特性を知り、利用者さまの取り巻く環境を知っているため、混乱している状況にでも対応できると考えています。災害対策の準備とともに、他職種と話し合える関係を築き、利用者さま、ご家族を支援してまいります。