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2021.10.25 08:35

小惑星りゅうぐうの砂粒に興味津々、高知みらい科学館で小中学生に公開

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りゅうぐうの模型を手に質問に答える伊藤元雄さん(写真はいずれも高知市の高知みらい科学館)

りゅうぐうの模型を手に質問に答える伊藤元雄さん(写真はいずれも高知市の高知みらい科学館)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星りゅうぐうの砂粒を子どもたちに見てもらうイベントが24日、高知市追手筋2丁目の高知みらい科学館で開かれた。各地の研究機関で分析されているりゅうぐうの試料が一般向けに公開されるのは初めて。参加した約40人の小中学生が、宇宙と生命の謎が詰まった極小の粒に目を輝かせた。

 高知県内の子どもたちに最先端の研究に触れてもらおうと同館が企画。館主催の「子ども科学教室」の会員らから参加者を募り、試料の分析を担う海洋研究開発機構・高知コア研究所(南国市)の伊藤元雄主任研究員(51)を講師に招いた。

 直径3ミリ程度の粒は円筒形のステンレスケースに入れられ、伊藤さんが顕微鏡の画像をモニターに映しながら解説。「小さなことから、46億年の歴史がある地球について知ることができる」などと研究の意義を話した。

砂粒をのぞき込む児童

砂粒をのぞき込む児童

 ケースには粒をのぞけるガラス窓があり、児童らは虫眼鏡で見ながら「黒い」「ボコボコしてる」と興味津々。「何でできているの」「どこから採ってきたの」との質問に、伊藤さんは「多分、地球上にある鉱物と(成分は)変わらないよ」「場所は調べているところ」と答えていた。

 はりまや橋小3年の山本いおり君(8)は「ずっと見てみたかった。撮った写真はお母さんとか弟に見せてあげたい」と話していた。(玉置萌恵)

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