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2020.01.29 17:05

関節リウマチについて【こうち医療ウォッチ】ふくだ整形外科クリニック

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ふくだ整形外科クリニック 福田 剛一 院長

ふくだ整形外科クリニック 
福田 剛一 院長

 リウマチという病名を聞かれたことがある方は多いと思います。現在は関節リウマチといわれますが、私が医師になりたてのころはまだ慢性関節リウマチといわれ、2002年に呼称が変更されました。本来なら自分の体を守るための免疫機構の異常により関節に炎症といわれる腫れ、熱感、発赤、疼痛(とうつう)が起こり、骨や軟骨が壊され関節の破壊・変形に至る疾患です。関節リウマチの原因は不明です。遺伝的要因と環境要因の両方が発症に関わっていると考えられています。環境要因には喫煙や歯周病などが挙げられています。日本における有病率は約0.6~1.0%で、高知県で関節リウマチの人は約4千~7千人と推計されます。男女比は約1対3で40~50歳代での発症が多くなっています。また、最近では高齢で発症する人が増えてきています。
 関節リウマチの症状はさまざまです。典型的には両手のこわばり、左右対称性の手や指の関節の痛みや腫れ、多発する関節の痛みなどですが、肘や膝だけにしか症状を自覚されないこともあります。手のしびれや足のしびれが、実は関節リウマチからの症状であることも。思い当たる症状があれば、ご相談ください。なぜなら、関節リウマチは発症後早い時期に関節の破壊が進むことが分かっており、関節が壊れる前に適切な治療を行うことが推奨されております。そのためには早期に診断をすることが大切です。











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