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2020.09.27 13:53

あなたはどこで最期を迎えたいですか?【こうち医療ウォッチ】南国中央病院

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医療法人地塩会 訪問看護ステーション なんごく 豊永 三奈 所長

医療法人地塩会 訪問看護ステーション なんごく 豊永 三奈 所長

 今回はお母さまの最期をおうちで迎えられた方のお話をしたいと思います。個人を特定しなければ掲載していいよと娘さまより承諾していただきました。
 訪問看護は2014(平成26)年より約6年間ご利用いただき、病状観察、床擦れの処置、ベッド上での洗髪、清拭(せいしき)、足浴、介護相談を行ってきました。ご本人、ご家族を中心に、訪問診療の医師、ケアマネジャー、短期入所施設、福祉用具業者、訪問看護ステーションからの理学療法士、看護師がワンチームになって支援してきました。あと数日というところで、娘さまは「私が寝ている間に死んでしまったらどうしよう。このまま家でいいのかな」と不安な気持ちになりました。「夜間とか娘さんが一人のとき、不安になりますよね。〇〇さんにとって、住み慣れた家で亡くなることができるのは幸せなことだと思いますよ。何かあったら電話してくださいね」と話し、娘さまは覚悟を決めて、おうちでみとることができました。
 家族との別れは寂しいですが、やり切った感のある表情が印象的でした。私たち訪問看護師も心温まる最期に同席できて感謝の気持ちでいっぱいです。
 どこで最期を迎えるかは、本人の望みを聞くのが一番ですが、それ以上に残された家族のための大切な時間です。それぞれの思いを話し合ってみるのはいかがでしょうか。













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