2020.10.25 13:47
当院の薬剤師の仕事【こうち医療ウォッチ】南国中央病院
南国中央病院 薬剤課 薬剤師 岡田 愛
まず、内服薬の調剤・鑑査、そして注射剤の調剤・鑑査があります。特に抗生剤は乱用してしまうと抗生剤が効かない細菌が出現するため、適正使用に十分配慮しています。また一部の抗生剤では、治療効果や副作用に関するさまざまな因子をモニタリングしながら、患者さんに個別化した薬物投与が行えるよう医師に処方提案を行っています。
入院患者さんには、服用しているお薬を調べる持参薬鑑別、アレルギーや副作用歴の確認、相互作用・ハイリスク薬の確認を行い、安心して服用できるようサポートします。退院時にはお薬手帳を作成し、他の病院や調剤薬局と情報を共有できるようにしています。また、当院関連の施設とも連携を取り、施設へ退院された患者さんの内服薬は、退院後も施設の看護師と連携して服用を継続してもらえるようサポートしています。外来患者さんには地域の調剤薬局と、お薬を安全に服用していただけるよう連携しています。
少人数で運営しているので、感染対策チーム(ＩＣＴ)、褥瘡（じょくそう）対策チームなどいろいろな委員会を兼務し、チーム医療に貢献するよう努めています。また、医薬品に関する情報は院内に発信、共有しています。
当院は医師、看護師など多職種との関わりも深く、連携し合いながら日々精進しています。
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