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2021.02.28 13:37

超音波(エコー)検査で分かること【こうち医療ウォッチ】南国中央病院

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南国中央病院 検査課 渡辺 美佳

南国中央病院 検査課 渡辺 美佳

 超音波検査には心エコー、腹部エコー、頸(けい)動脈エコー、下肢動脈エコー、下肢静脈エコーなどがあります。今回は心エコーと腹部エコーについてお話ししたいと思います。
 超音波検査は高周波の超音波を使って、体内の臓器を観察していく検査です。超音波検査は胸部エックス線写真やコンピューター断層撮影(CT)検査のように被ばくの心配がなく、また痛みもありません。
 心臓の超音波検査では、心臓の大きさ、心筋の動き、弁の状態を観察し、心筋梗塞や心肥大、弁膜症、心不全の程度が分かります。足のむくみ、息切れ、動悸(どうき)などの症状がある場合、その症状が心臓からきている症状なのかどうかを見極める参考となります。また健診の胸部エックス線写真で心臓が大きいと言われたり、心電図異常があるときにも検査を行います。
腹部超音波検査では肝臓、腎臓、膵臓(すいぞう)、胆のう、膀胱(ぼうこう)、前立腺などを観察します。がんの可能性や脂肪肝、胆石、胆のう炎、胆のうポリープ、膵炎などが分かります。おなかの痛みなどの症状があるときや、血液検査で異常が見つかったときなどに行います。
 また、超音波検査だけでなく検査はできるだけ同じ医療機関で受診することをお勧めします。前回の検査と比較したり、血液検査の結果の推移を見ることで、病気のサインに早く気付くことができます。かかりつけ医での定期的な検査をお勧めします。













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