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2021.05.23 13:23

回復期リハビリテーション病棟における理学療法士の役割【こうち医療ウォッチ】南国中央病院

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南国中央病院リハビリテーション課 理学療法士 澤田 康平

南国中央病院リハビリテーション課 理学療法士 澤田 康平

 回復期リハビリテーション病棟の目的は、日常生活動作能力を向上させ寝たきりを予防し、在宅復帰を促進することです。その中で理学療法士は、動作能力の低下が起こっている原因に対して科学的根拠に基づく治療(筋力訓練、バランス訓練、早期からの立位・歩行訓練など)を集中的に行います。併せて患者さま・ご家族さまの希望を最大限考慮し、退院後の生活を見据えた治療(寝具からの起き上がりや段差の上り下り、トイレ動作など)を行い、リハビリでできるようになった動作は多職種(作業療法士、言語聴覚士、看護師、栄養士、介護士、社会福祉士)と共有し病棟内での生活にも積極的に取り入れていきます。
 退院前には患者さまや担当ケアマネジャーと共に自宅に訪問する「家屋調査」を行っており、在宅での患者さまの動作を実際に確認し必要に応じた生活環境の調整や福祉用具の導入、退院後の介護サービス利用の提案なども行っています。在宅生活に関わる関係職種に対しては症状や身体の状態、継続すべきリハビリ内容などの情報提供を行い、退院後も適切なリハビリテーションを継続して受けられるよう支援します。
 私たち理学療法士は、患者さま一人一人が住み慣れた場所でその人らしい質の高い在宅生活を過ごすことができるよう精いっぱい努めていきます。













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