2021.10.15 19:36
温室ガス目標を国連に提出 政府、正式決定前の暫定版
政府が、2030年度の温室効果ガス排出量を13年度比で46%削減するとの目標を、「暫定版」として国連気候変動枠組み条約事務局に提出していたことが15日、関係者への取材で分かった。政府の地球温暖化対策推進本部の正式決定を経ておらず、国連側がまとめる報告書期限に間に合わせるための異例の手続き。環境団体からは「政策決定の進め方に疑問がある」との指摘も出ている。
国連に報告された文書によると、日本は46%削減目標に加えて「50%削減」に向けても「たゆまざる努力を続ける」としている。
政府関係者は、近く新目標を決定した上で、改めて国連に提出するとしている。