2021.10.14 08:20
魚信 絶品!珍品?魚ん一皿 生き餌刺し
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秋。土佐湾の好ターゲットの一つがネイリ(カンパチ)だろう。ジグで狙う人もいれば、生き餌で釣る人も。引きが強くて、食べてもおいしい。釣るしかない。いざ出船!
毎度のことながら、安定の貧果をたたき出す私。足元のバケツには、生き餌にするために釣ったアジゴ20匹が残された。手のひらより小さい豆サイズだが、なんせ生きているから鮮度は抜群だ。
帰宅後、「ネイリは?」と聞いてくる家族をにらみつけ、氷に漬かった豆アジを厳かにまな板へ。ペティナイフで丁寧におろしていく。よ~し、できた。「生き餌刺し」。アジの身2、3枚と高知産ミョウガの千切りを豪快に箸で挟み、がぶりっ。「んまぁ~」。小さいのにうま味も脂もいっちょ前。こんなうまいもの、なんで食わんのかね、ネイリ君?(高知新聞・ハチ)