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2021.10.03 08:50

【動画】絵金生誕祭でコロナ退散!アマビエも参加の仮装行列 高知市の商店街

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 コロナなき世へ、願いを込め―。幕末の絵師・金蔵(絵金)の生誕祭が2日夜、高知市のはりまや橋商店街で開かれた。メインの仮装行列では、陰陽師(おんみょうじ)や疫病をはらうとされる妖怪「アマビエ」がアーケード街を練り歩き、新型コロナウイルスの「退散」を祈願した。

子ども扮するアマビエなどが練り歩いた仮装行列(高知市はりまや町1丁目=森本敦士撮影)

子ども扮するアマビエなどが練り歩いた仮装行列(高知市はりまや町1丁目=森本敦士撮影)

 絵金は1812年10月、現在のはりまや町周辺で生まれたとされる。生誕祭は、地元の商店主が「絵金が生まれた街の歴史や文化を発信しよう」と2013年から企画。例年、100人規模のもののけ行列が見物客らを楽しませてきた。

 今年の行列は疫病退散の願いを込め、参加した約30人が、平安時代の陰陽師・安倍晴明や「アマビエ」などに扮装(ふんそう)。照明を落とし、怪しげな絵金の世界観を表現したアーケード街を出発し、楽士が和楽器の音色を響かせながら、ひろめ市場前まで練り歩いた。

 見物した同市内の女性(48)は「怖いようで、どこかほっとする雰囲気の祭り。よさこい祭りとかイベントの中止が続いているけど、安心して見られる日が早く来るといいですね」と話していた。(海路佳孝)

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