2021.10.01 06:10
邦人生徒、水俣を学習発表 ミラノでCOP26関連行事
イタリア北部のミラノ日本人学校で水俣病に関する発表を行う生徒(右)=9月30日(共同)
【ミラノ共同】イタリア北部のミラノ日本人学校中学部の生徒たちが9月30日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の関連行事にオンラインで参加し、環境問題を学習する中でテーマに選んだ水俣病について各国の生徒らを前に英語で発表した。船と船をつなぐ際に使う「もやい」という漁師言葉を紹介。人や自然とのつながりを大切にし問題に取り組む重要性を訴えた。
学習のきっかけは、水俣病を世界に伝えた写真家の故ユージン・スミスさんの姿を描いた米国映画「MINAMATA ミナマタ」の公開。生徒から「自分たちも水俣病を知りたいし伝えたい」との声が上がったという。