2021.09.20 16:17
鉄道や航空機で朝採れ食材 新たな収益源、農家応援
日本航空が空輸したトウモロコシなどが並ぶ京王百貨店新宿店の売り場=7日
鉄道や航空会社が特急列車や旅客便の貨物室を使って朝採れた生鮮品の輸送に力を入れている。西武鉄道やANAホールディングス、日本航空が取り組みを強化し、中堅航空会社のソラシドエア(宮崎市)は10月に乗り出す。新型コロナウイルスの流行で利用客が減る中、新たな収入源に育てる。農家は飲食店営業や観光の自粛の影響で余った食材の売り先になると期待する。
西武鉄道は8月下旬、埼玉・秩父地域のブドウ「ちちぶ山ルビー」を特急列車の座席に載せて西武百貨店池袋本店に運び、逆に池袋本店のどら焼きなどの人気グルメを秩父駅前の温泉施設に届けた。