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2021.08.09 08:35

高知の太古の鍾乳洞、龍河洞90周年 地底の景観美...魅了し続ける

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瑠璃色に輝き、幻想的な雰囲気の「記念の滝」(香美市土佐山田町逆川の龍河洞)

瑠璃色に輝き、幻想的な雰囲気の「記念の滝」(香美市土佐山田町逆川の龍河洞)

 香美市土佐山田町逆川の太古の鍾乳洞、龍河洞が9日、開洞90周年を迎えた。地底に広がる雄大な景観美は人々を魅了し続け、この夏も大勢の人が訪れている。

 1億7500万年前から形成されてきた龍河洞は、1931(昭和6)年8月に一般客の入洞を開始。全長約4キロの洞内は鍾乳石や幻想的な滝、弥生土器など豊富な見どころがあり、日本三大鍾乳洞の一つとされる。

 プロジェクションマッピングで立体映像が浮かぶ最深部は、異空間と思えるほど幻想的。大阪から3世代7人で訪れた男子児童は「おじいちゃんよりずっと年上なんて、すごい!」と、悠久の時を刻む鍾乳石に思いをはせていた。

 ひんやりとした洞内は外の暑さとは無縁で、心地よい涼も楽しめるスポットとしても人気。今春公開された新ルート「水の洞窟」も好評で、8月は平日300人、休日500人ほどと、昨年の倍ほどの人出があるという。

 時と自然が織りなす地底の奇跡。これからも人々の心を震わせ続ける。(小笠原舞香)

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