大型肉食恐竜の新種確認　９千万年前、ウズベキスタン

2021.09.08 08:01

大型肉食恐竜の新種確認　９千万年前、ウズベキスタン

高知新聞社

　ウルグベグサウルス・ウズベキスタネンシスの復元画（上）（Ｊｕｌｉｕｓ　Ｔ．Ｃｓｏｔｏｎｙｉ氏画、筑波大・北海道大提供）

　筑波大と北海道大の研究チームは９千万年前の白亜紀後期、北半球で生態系の頂点に君臨していた大型肉食恐竜カルカロドントサウルスの新種の化石をウズベキスタンで確認した。８日付の英科学誌ロイヤル・ソサイエティ・オープン・サイエンスで発表。８４００万年前以降に巨大化し、“頂点”を奪うことになるティラノサウルスの仲間はまだ小型で、圧倒されていたらしい。

　田中康平筑波大助教は「ウズベキスタンなどにはまだ手つかずの地層があり、研究を進めて肉食恐竜の競争を明らかにしたい」と語った。

　研究チームは、現地の博物館が所蔵する約９千万年前の地層から見つかった化石を分析した。

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