2021.09.07 20:28
アバター技術を実用化へ ロボット学者が新会社設立
記者会見で開発したロボットと並んで撮影に応じる石黒浩大阪大教授(中央)=7日午後、東京都渋谷区
ロボット研究で世界的に知られる石黒浩大阪大教授は7日、アバター(分身)技術の実用化を目指す新会社「AVITA(アビータ)」を設立したと発表した。石黒氏がプロデューサーの一人として携わる2025年大阪・関西万博で導入するほか、実社会でも接客サービスなどに活用する狙い。
新会社には大阪ガスや塩野義製薬、サイバーエージェントなど5社が計約5億円を出資し、産学で連携する。
石黒氏は、東京都内で開いた記者会見で「新型コロナウイルス禍でも万博を開催できる仕組みをつくりたい。アバターで人の可能性を飛躍的に拡張する」と意気込みを語った。