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2021.08.14 08:19

フェンシング山本(小津)感謝の思いで快進撃 全国高校総体で8強

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<全国高校総体 フェンシング>13日
 
フェンシング男子サーブルで8強入りした小津の山本絢士(越前市AW―Iスポーツアリーナ)

フェンシング男子サーブルで8強入りした小津の山本絢士(越前市AW―Iスポーツアリーナ)

 男子サーブルで山本(小津)が8強入りした。県勢の入賞は、ジュニアの世界大会の出場経験もある弘瀬智子(当時追手前)が2位となった2008年以来で、男子としては初。快進撃の山本は「うれしいですけど、もっとやれたんじゃないか、という思いもある」。喜びと悔しさをかみ締めていた。

 「早く試合がしたくてうずうずしていた」という山本。いつも通りの動きで勝ち続けた。前日の予選は4戦全勝し、予選トーナメント1回戦は15―9で突破。持ち前の冷静沈着さで相手の動きをじっくり観察し、攻め急ぐことなく、自分の間合いで得点を重ねた。

 ヤマ場はこの日の2回戦。14―14までもつれた。最後のポイントを取った方が勝ち。「やるべきことをやる。集中」と自らに言い聞かせ、相手のアタックをかわし、タイミングよく懐へ飛び込んだ。「しゃー!」。感情が自然と爆発した。

 中学1年の秋、フェンシングと出合った。「相手との駆け引きが楽しい」とジュニア教室に通い始めた。並行して続けていた陸上競技は高校でやめ、フェンシング一本に絞り、元日本代表の浜田真帆(高知商出)らの指導を受けるなどして、めきめき力をつけた。

 「『自分からアタックする気持ち』で戦えたことがよかった。練習でいろんな人に支えられたことが、この結果につながったと思う」

 将来は教員になり、指導に携わるのが夢。「高知は競技人口が少ないので。僕が何とかしなきゃと思ってます」。理想に向かって羽ばたく。(谷川剛章)

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