2021.08.30 14:43
「食の脱炭素化」へポイント付与 環境省、菜食普及やロス削減に
環境省(中央合同庁舎第5号館)=東京都千代田区
環境省は30日、脱炭素社会の実現に向け、菜食の普及や食品ロスの削減、農薬や化学肥料を使わない有機食材の利用といった取り組みを、来年度創設するポイント制度の対象にする方針を明らかにした。「持続可能で健康な食生活」をテーマに、関連企業を集めたオンライン会合で示した。
畜産業で発生する温室効果ガスの削減に向け、菜食の普及を訴える小泉進次郎環境相は「今すぐ始められる脱炭素の行動が食だ。旬のものやビーガン(完全菜食主義者)向け食品などにポイントを付ける」と話した。
地産地消や、季節の食材を消費する「旬産旬消」も制度の対象とする考えだ。