2021.08.29 16:41
2800年前の地震の痕跡を発見 エルサレム、旧約聖書に記述
地震の跡が見つかったエルサレムの発掘現場(イスラエル考古学庁提供、共同)
【エルサレム共同】イスラエルの考古学チームが29日までに、エルサレム市内で約2800年前に発生したとみられる地震の痕跡を発見したと発表した。エルサレムでこの時代の地震の跡が見つかるのは初めて。旧約聖書でも地震について触れられており、記述を裏付ける発見として注目を集めている。
チームの考古学者、ジョー・ウジエル氏は「考古学的発見と聖書の記述が結びつくことで、新たな歴史像を描ける。他にも地震の痕跡を見つけたい」と話した。
見つかったのは崩壊した石造りの建物や無数の土器の破片を含む破壊の痕跡を示す地層で、土器の特徴などから時代を特定した。