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2021.07.10 08:33

高知の舞台人4短編で底力 7/17高知市の蛸蔵で「演劇祭KOCHI~withコロナ~“FATE”」

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演劇祭本番に向けて稽古する出演者(高知市の蛸蔵)

 県内劇団の祭典「演劇祭KOCHI~withコロナ~“FATE(運命)”」が17日、高知市南金田の蛸蔵(たこぐら)で開かれる。2年ぶりの開催となる今回は、4チームによる短編作品4本を上演する。出演者、作品テーマを事前に公募し、各チーム編成やテーマのほか、地元で注目の作・演出家4人がどのチームと組むかまで全て抽選で決定。まさに運命任せの舞台の幕が上がる。

 演劇祭は2001年にスタート。県内の九つの劇団で構成する高知演劇ネットワーク演会の主催で行っている。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止に。今年は、劇団の枠を超え、観客と演者に演劇の面白さと俳優の底力を再認識してもらおうと、公募と抽選による作品づくりを企画した。出演者14人が手を挙げ、38個のテーマが会員制交流サイト(SNS)などを通じて寄せられた。

 当日のトップバッターは、“旅”がテーマの「出会う、広がる。」(作・演出=田坂涼)。プチ旅行が趣味の男がある場所でコソコソ話をしている人たちと出会う。2番手の「ハハハ ~今、私心臓二つ~」(同=行正忠義)のテーマは“母”。ひとりの人間「私」が「母」になる時のお話。3番手はテーマ“運命”の「劇団フライトリード」(同=オカザキケント)。東京ではない街で演劇活動をする劇団員の葛藤を描く。最後は、テーマ“A3272”を受けた、スパイたちの物語「G戦場のAリア」(同=谷相裕一)。

 午後1時からと同5時からの計2回。各作品の上演時間約20分。2千円、学生千円。当日は各500円増。藁工(わらこう)ミュージアム、市文化プラザ「かるぽーと」ミュージアムショップなどで販売中。配信公演も予定。問い合わせは同演会(090・7625・9674)へ。(竹村朋子)

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