2021.07.10 08:21
現新一騎打ち確定的 南国市長選 あす7/11告示
平山市政1期4年の評価が争点。中心市街地再生や市街化調整区域の開発規制緩和、洪水対策、新型コロナウイルス対応などで論戦が交わされそうだ。
平山氏は新図書館やJR後免駅前広場の整備などで市街地の活性化を図ると主張。「市負担を抑えながら、住民主体のまちづくりを進める」とし、南国日章産業団地や国営ほ場整備による産業振興のほか、子育て支援の充実なども訴える。
陣営は多くの市議らが支援し、地区回りを行うなどして支持基盤を固めている。
山中氏は前市政が取り組んだ財政再建の後退を懸念し、「現市政には税収確保のための実行力やビジョンがない」と批判。ビッグデータを活用した産業振興を柱にトップセールスで企業誘致を進めるとし、国や県との連携強化を強調する。
前市長の支持も受け、子育て世代の有志らが草の根的な浸透を図っている。
同市議会(定数21)の市議補選も同日程で行われ、改選数1に対し、新人3人が出馬の準備を進めている。
立候補はいずれも11日午前8時半~午後5時、市役所で受け付ける。6月1日現在の選挙人名簿登録者数は3万9437人(男性1万8556人、女性2万881人)。(横田宰成)