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2021.07.09 08:37

女子もスラックスを 高知市の南海中で制服学習会 

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スラックスを試着する女子生徒たち(高知市の南海中)

 性的少数者への配慮から制服を変更する学校が全国で増える中、高知市長浜の南海中学校で7日、制服の在り方について考える学習会が開かれた。

 同校の夏服は男子がワイシャツ、女子が開襟シャツで、昨年度から男女ともポロシャツも選べるようになった。下は男子がスラックス、女子がスカートとなっている。

 今年6月の生徒総会で、「スカートは掃除の時に不便。寒い日はつらい」「LGBTの観点から選べた方がいい」と、女子のスラックスを求める声が上がった。そこで全国的な制服の流れなどを学ぼうと、学生服メーカー「高知菅公学生服」の社員を招いて学習会を開いた。

 社員は、社会に占める性的少数者の割合は8~10%で「クラスに2、3人が何らかの性の悩みを抱えている」と説明。2020年度に女子のスラックスを採用した中高は全国で約200校と示し、「選択肢があることが大事」と話した。

 社員が持参したスラックスを試着した女子生徒は、「違和感ないね」「私はスカートがいいかな」とわいわい。生徒会長の柿本准星(じゅんせい)さん(14)は「みんながストレスなく過ごすため、いろんな選択ができるよう変えていきたい」と話していた。

 同社によると、県内の複数校が制服変更を検討しているという。(石丸静香)

高知のニュース 高知市

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